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TiPOを使い始めて、２年９ヶ月。2001/04/28現在、コンパクトフラッシュに入っている実身は、［ディスク操作］→［状態表示］でみると、3,134個となっています。
でもこの数、多すぎるんですよ。なんでこんなにあるの？
これだけの実身のほとんどが、自分でつくったデータなら、よくぞここまで蓄積したものよと思って、嬉しいんですけどね。
でも実感としては、自分独自のデータは、そんなにありそうもないです。
考えられる理由としては、アプリケーション関連（説明書だとか）の実身が多数あるでしょうし、初期の操作ミスによる重複データもかなりある気がします。
しかし、そんな理由だけでは、これだけの実身数は説明できません。私は、一つの仮説を立てるに至りました。
恐るべきことに、実身は自己増殖能力を備えているのに違いありません。ときどき勝手に、増殖するんですよ！
下の表は、私が『超漢字』で、TiPOのコンパクトフラッシュからパソコンのHD上にバックアップした、全実身についてのデータです。
定期的にバックアップしたものが残っているので、［実身操作］→［仮身ネットワーク］を表示し、実身の数とファイルサイズを調べました。
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実身数 |
実身サイズ総計 |
ディスク上のサイズ合計 |
| 00/08/29 |
計2,052個 |
16,762,692バイト |
30,688Kバイト |
| 00/09/30 |
計2,144個 |
17,232,392バイト |
31,728Kバイト |
| 00/10/16 |
計2,095個 |
17,603,228バイト |
31,708Kバイト |
| 00/11/25 |
計 2,588 個 |
19,813,423バイト |
37,328Kバイト |
| 00/12/06 |
計2,606個 |
19,924,841バイト |
37,552Kバイト |
| 01/01/03 |
計2,648個 |
19,831,819バイト |
37,740Kバイト |
| 01/02/04 |
計2,685個 |
20,031,783バイト |
38,180Kバイト |
| 01/03/06 |
計2,695個 |
14,120,129
バイト |
32,456K
バイト |
| 01/04/02 |
計2,720個 |
14,190,109バイト |
32,704Kバイト |
| 01/04/21 |
計 2,967 個 |
16,651,915バイト |
36,568Kバイト |
| 01/04/28 |
計2,967
個 |
16,770,399バイト |
36,672Kバイト |
00/11/25を見てください。１ヶ月少々前に比べて、実身が500個ほども増えています。これは、それまでの実身増加ペースに比べて、明らかに突出しています。
01/04/21も同じです。わずか３週間で、爆発的に増えています。一見、200個少々しか増えていないように見えますが、違うのです。
この時点では仮身が増えすぎたため、［仮身ネットワーク］を表示しようとしても、
「仮身が多すぎるのですべての仮身を表示できません」
とエラーメッセージが出てしまったのです（※）。
ですから、実身数や実身サイズ合計が示しているのは、表示された仮身についてだけなのです。１週間後の01/04/28でも、同じ実身数になっています。
（※） TiPOでこの操作をやると、700個余り表示したところで、エラーメッセージが出ます。
『超漢字』を入れたパソコンの方が能力が高いので、3,000個近くまでは表示できたのでしょうが、それにしても、もう限界に達するとは。
実際には、［ディスク操作］→［状態表示］でみるとわかるように、01/04/21の時点で実身数は、3,100個少々ありました。
つまり、３週間で400個も実身が増えたのです。
なんでこんなに、急激に実身が増えたのでしょうか。
先にも述べたように、アプリケーションの導入で増えた可能性があります。そういやあの頃、「新規文書に保存」だとか、便利なソフトをいろいろ入れたんですよね。
しかし、アプリケーションって、そんなに実身をたくさん含むんですかね。どうも、そのせいじゃない気がする。
もう一つ、操作ミスも考えられます。たとえば、実身を１階層だけ複製するつもりで、誤って、その実身につながる全階層の実身複製をしてしまった場合です。
これは、最初のころにはよくやりました。実身と仮身の概念が、よくわかっていなかったせいです。
まあ、その頃は実身同士のつながりも小さかったから、たいした問題はおきませんでした。今それをやったら、実身は100個単位でドカンと増えてしまいます。
しかし、実身仮身の理解が進んだ今では、そんなチョンボはしないと断言できます。
そもそも、処理能力の貧弱なTiPOで、そんな100個単位で実身を複製するような重い処理をおこなったら、何十分も操作不能状態になってしまいます。TiPOはマルチタスクですが、実身をいじるときだけは操作不能状態になるよう、意図的に（たぶん）設計されていますから。
そうなったら、誤って操作したことに必ず気づくはずです。
しかも、さらに不思議な現象までおきています。01/03/06です。
実身サイズ総計が、減っています。6MBも！ ３分の２に縮んじゃってますよ！ なんでー？
くず実身がごそっと減ったのかと思いきや、実身数は減ってないんですよね。
単にコンパクトフラッシュが不良品であるとの説もとれますが、うーん、『超漢字』で［ディスク検査］しても、問題はないんですけどね。
それに、00/11/25の時点と01/04/21の時点では、使っているコンパクトフラッシュが、違うんですよ。
さらには、もっと以前、別のPCカードを使っていたときも、この現象が起きましたし。700個ぐらいしかなかった実身が、あるとき気がついたら1,000個を超えていて、目標達成できたのは嬉しいけど、なんか納得いかんって思った記憶があるんですよね。
つまり、少なくとも３枚のコンパクトフラッシュやPCカードで、同じ現象が起きているのです。ディスク側のせいとは、考えにくい。
ということで、私としては、「実身には自己増殖能力がある！」との主張をしておきます。脳細胞も、勝手に増殖して成長するんだ。実身だって、それぐらいできる。
一気に減ってしまった分は、きっとアポトーシスでもおきたのでしょう。
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